横浜国際プール 第5回インクルーシブ水泳競技大会――7月11・12日、障がいの有無も年齢も超えたスイマーが同じプールに集まります

前回ご紹介した「すみだネイションズカップ」と同じ7月に、もう一つ楽しみにしている大会があります。横浜国際プール 第5回インクルーシブ水泳競技大会です。開催は7月11日(土)・12日(日)の2日間。観覧は無料で、首都圏からもアクセスしやすい横浜・都筑区の会場で開かれます。今回で第5回を迎え、地域にもパラ水泳でも定着しつつある取り組みです。
どんな大会?
通常、パラ水泳の大会(身体障がい・知的障がい・聴覚障がいなど)と一般の競泳大会は、それぞれ別々に開催されます。この大会はそれらを一つにまとめた競技会で、障がいの有無にかかわらず一定の条件を満たせばエントリーできます。
参加できるのは、日本水泳連盟に登録する競泳選手(小学5年生から社会人まで)、日本パラ水泳連盟・日本知的障害者水泳連盟・日本デフ水泳協会に登録する選手、そしてマスターズの選手(18歳以上・50m以上の泳力があれば競技団体への登録は不問)です。主催も一般・パラ双方の関係団体が連携しており、名前のとおり「インクルーシブ(包括的)」な取り組みになっています。
会場は横浜国際プール
会場は横浜市都筑区にある横浜国際プールのメインプール。50m×10レーンの日本水泳連盟公認プールで、ジャパンパラ水泳競技大会なども行われてきた施設です。パラ水泳に関わる方にはなじみのある会場ではないでしょうか。横浜市営地下鉄ブルーライン「仲町台駅」から徒歩約5分でアクセスできます。
出場するスイマーの幅広さ
この大会の面白さのひとつは、参加者の多様さにあります。知的障がいのあるスイマー、耳が聞こえないスイマー、身体に障がいのあるスイマー、日本選手権クラスの現役競泳選手、マスターズのスイマーまで、さまざまな背景を持つ方が同じプログラムに集まります。先日ご紹介したスペシャルオリンピックスのユニファイドスポーツ®は知的障がいのある方と健常者のパートナーが同じチームで参加する形式でしたが、このインクルーシブ水泳は身体・肢体に障がいのある方も含まれており、さらに幅広い構成です。
種目によっては異なる背景を持つスイマーが同じレースで泳ぐ場面もあります。競技としての盛り上がりがありながら、パラ水泳がどういうものかを自然に知ることができる機会でもあると感じています。
パラ水泳を初めて見る方にも
以前、千葉県障がい者スポーツ大会の水泳部門を観戦したとき、自分の体の特性を活かした泳ぎ方の選手が見事なバランス感覚でまっすぐ、力強く泳ぐ姿に思わず見入ってしまいました。障がいの種類や程度によって泳ぎ方はそれぞれ異なりますが、共通しているのは自分の体の特性を活かして最善のスピードを追求しているということです。一般の競泳とは違う視点で「泳ぐ」という動きを見ることができます。
インクルーシブ水泳では、そうした多様な泳ぎが同じプールで同時に展開されます。「障がい者スポーツを見る」と構えなくても、それぞれのスイマーが懸命にプールを泳ぐ姿が普通に競技として面白い。パラ水泳を初めて見るという方の入口としても、なじみやすい大会だと思います。
去年はYouTubeで観戦しました
第4回(昨年)は都合がつかず、YouTubeで観戦しました。音声が途切れる場面もあり、会場の空気感まではなかなか伝わりきりませんでした。今年もちょっと別の予定があるのですが、できる限り現地で見てみたいと思っています。
会場での観戦について
観覧は昨年までは無料でした。会場は家族やコーチ、関係者で多くの観客が集まります。また学校の部活動で参加するケースもあり応援も熱く、かなり盛り上がりのある会場観戦ができると思います。プールの室内でも暑くなりますので飲み物などを持参すると良いと思います(飲める場所などはご確認ください!)。
ぜひ現地で
水泳が好きな方にとっても、パラ水泳を初めて見てみたい方にとっても、それぞれの入口になりやすい大会だと思います。同じプールで泳ぐさまざまなスイマーの姿を、ぜひ現地で見てみてください。ふなばしスポーツとしても、できる限り現地で観戦したいと考えています。

