車いすバスケ男子日本代表が都内に帰ってくる。――7年ぶりの東京開催、「すみだネイションズカップ」に注目

車いすバスケットボールの男子日本代表が、久しぶりに東京で試合を行います。
開催されるのは墨田区総合体育館(ひがしんアリーナ)。「すみだネイションズカップ」と題した国際大会で、7月9日、10日と木曜・金曜の2日間にわたって試合が行われます。都内での男子日本代表の試合は7年ぶりということで、これは見逃せない機会です。
すみだネイションズカップとは
日本車いすバスケットボール連盟(JWBF)が主催する国際招待大会で、男子日本代表が国内で海外の強豪チームと対戦します。
代表レベルの試合を国内で観戦できる機会は、思っているより多くありません。国際試合の多くは海外遠征が中心で、国内開催は限られています。今大会のような機会は、競技ファンにとっても、初めて観戦する方にとっても、貴重です。
大会の詳細は日本車いすバスケットボール連盟の公式サイトでご確認ください。
7年ぶりの都内開催
男子日本代表の試合が都内で行われるのは7年ぶりです。
千葉ポートアリーナなど首都圏の他会場での開催は続いていましたが、都内でのアクセスしやすい会場での試合は長らくありませんでした。
墨田区総合体育館(ひがしんアリーナ)は東京スカイツリーのすぐそばに位置しています。錦糸町駅から歩いていけますので、JR、地下鉄ともにあり都内各所からのアクセスが良く、平日の仕事帰りにも立ち寄りやすい立地です。7年という時間を考えると、この機会を逃すと次はいつになるか分かりません。
日本代表の現在地——東京の銀メダルから、ロサンゼルスへ
2021年の東京パラリンピックで、男子日本代表は銀メダルを獲得しました。あの大会をきっかけに車いすバスケットボールを知った方も多いのではないでしょうか。
ただ、その後の道のりは平坦ではありませんでした。2024年パリパラリンピックでは、アジア予選を勝ち抜くことができず、本大会への出場を逃しています。競技ファンにとっても、選手たちにとっても、悔しさの残る結果でした。
鳥海連志選手はこの結果に対して、自身の言葉でその思いを語っています。東京大会で競技を知った方には、ぜひその言葉にも触れたうえで今大会を見ていただきたいと思います。(動画は音が出ます)
チームはすでに次を見ています。2028年のロサンゼルスパラリンピックに向けて強化活動を本格化させており、今大会もその過程の一環です。立て直しの途上にあるチームを、国内で見られるタイミングです。
注目の選手たち
現在ヨーロッパのリーグでプレーしている鳥海連志選手と古澤拓也選手なども、大会期間中に帰国しているという情報があります。もちろんお約束はできませんが、出場の機会があるかもしれません。
正式な出場メンバーの発表はまだですが、海外でプレーする代表選手を国内で見られる機会は多くありません。試合当日のメンバーにも注目してみてください。
車いすバスケットボールという競技
ルールの基本は通常のバスケットボールと変わりません。ドリブル・パス・シュートでゴールを目指します。
違いは、選手全員が専用の競技用車いすに乗ってプレーすること。この車いすを巧みに操りながら、激しく接触し、かわし合い、得点を重ねます。スピード感があり、ぶつかり合う音も迫力があります。
また、コート上の5人の「持ち点」合計を一定以内に収めるクラス分けのルールがあります。障がいの程度によってポイントが設定されており、チームとして5人をどう組み合わせるかという戦略性も競技の面白さのひとつです。
ルールを細かく知らなくても、試合の流れはすぐに把握できます。終盤になるほど自然と集中して見てしまう競技です。ふなばしスポーツとしても、天皇杯や強化合宿の見学などを通じて何度も観戦してきました。見るたびに「もっと多くの人に見てほしい」と感じます。
平日ですが、ぜひ現地へ
開催が木曜・金曜という点は、少しハードルがあるかもしれません。ただ、都内の会場で男子日本代表が見られる機会は7年ぶりです。
テレビや配信で見るスポーツも楽しいですが、現地観戦の迫力はやはり別ものです。車いすが床を蹴る音、コートに近い観客席から感じる緊張感、終盤のタイムアウトで引き締まる空気——ライブでしか味わえないものがあります。
仕事帰りに立ち寄れる方は、ぜひ足を運んでみてください。ふなばしスポーツとしても、できる限り現地で観戦したいと考えています。男子日本代表の試合を、一人でも多くの方に見ていただけたら嬉しいです。
*下記の記事もご参照ください。

