Fitbitエナジースコアとは?【実録】私の体験談と賢い活用法

エナジースコアとは?

最近、私のブームになっているのがスマートウォッチが計測してくれる「エナジースコア」という指標です。(たぶん)Fitbitシリーズの一部のデバイスとアプリに搭載されていて、体調やコンディションを毎朝“数字”として見せてくれます。

私自身、Fitbit Inspire 2を使っているのですが、あるときからアプリにこのエナジースコアが表示されるようになりました。
特に設定した覚えもないのに、朝アプリを開くとしっかり出ていて、最初は少し「いったいこれは何?」と少しびっくりしたのを覚えています。


■ エナジースコアって何?仕組みは?

Fitbitのアプリによると、「今日のエナジースコア」は、体の回復度や“動ける準備ができているか”を評価したものだそうで、心拍変動(HRV)や過去1週間の睡眠、安静時の心拍数といったデータをもとに自動的に私(皆さん)のカラダを評価したものだそうです。
スコアは0〜100点で表示され、数字が高いほどコンディションが良好ということになります。ただ、実際にどういう計算でその数字が出ているのか、詳しい部分は明かされていません。心拍変動が大きいから必ずしもスコアが高いというわけでもなく、少しブラックボックスな印象です。実際使った印象ですがこのスコア、なかなか「100点満点」は出ません(あくまで個人の感想です)。
頑張ってカラダを休めた次の日に90点台が出るとちょっとうれしいですが、逆に、しっかり寝たはずの日に「今日は15」とかが出ると、さすがに何基準なんだと思うと同時に「疲れているのか、おれ?」と不思議に思います。

そもそも心拍変動って?

そもそも心拍変動ってなんだ?と思いますよね。こちらのページの真ん中あたりに記載があります。
”心拍変動(HRV)とは、心拍間隔の変動です。1 分あたりの心拍数が 60 であっても、心臓が 1 秒間に 1 回正確に鼓動するとは限りません。心拍のタイミングは自律神経系に左右されます。HRV は個人ごとに異なります。研究によると、HRV が高いほど心血管系フィットネスが良好で、ストレス耐性も高い傾向があります。マインドフルネス、瞑想、睡眠、身体活動は、HRV の向上に寄与するとされています。HRV の著しい低下は、身体の疾患、ストレス、またはうつ病や不安を示している可能性があります。”(by Google)だそうです。こう見ると結構根拠のある重要な指標みたいですね。


■ 数字のインパクトは意外と大きい

ですがこれ、なんだかんだ言って気になってしまいますので、私の朝のルーティンはまずFitbitアプリを同期させることとなってしまっています。睡眠時間や心拍数と並んで、このエナジースコアも目に入ってきます。

「75点か、まあまあいい感じ」
「15点?……そんなに疲れてるのかな?」
こんなふうに、つい一喜一憂してしまうことがあります。

自分では元気なつもりでも、数字が低いと不安になったり、逆にちょっと力が出なかったりする。数字って不思議なもので、思っている以上に自分の気持ちに影響を与えてくるんですよね。


■ スコアには傾向もあるみたいです

私の場合、週の始まりや週末にエナジースコアが高く、金曜に向かってどんどん下がっていく傾向があります。
もしかすると、仕事の疲れが蓄積していく過程が、スコアに表れているのかもしれません。日曜の夜は意識して早めに寝ているので、月曜の朝に高スコアが出ると「よし、リセットできたな」という気持ちになります。一方で、木曜や金曜にスコアが30台を記録すると、「やばい、週末まで持たない」とか「そろそろ休まないとだめかも」と考えるきっかけにもなります。こうした日々のコンディションの“流れ”に気づけるのは、この機能の良いところだと思います。


■ とはいえ、スコアに振り回されないように

もちろん、エナジースコアは便利な目安ですが、数字だけがすべてではありません
スコアが低くても実際には元気だったり、高くてもどこか疲れを感じていたりする日もあります。私も以前は数字に影響されて「今日は動かないほうがいいのかな」と思い込んでしまったことがありました。
けれど最近は、「参考にはするけれど、あくまで自分の感覚がベース」というスタンスに切り替えています。

体調の“答え”は、デバイスの中ではなく、自分の中にある──そんなふうに考えるようになりました。


■ スマートウォッチと上手につきあうために

Fitbit Inspire 2のようなスマートウォッチは、日々の健康管理に役立つ頼れる存在です。
歩数、睡眠、心拍といった数字を自動で記録してくれて、コンディションの変化にも気づきやすくなります。

ただ一方で、数字に気持ちを左右されすぎないことも大切だと感じています。完璧な数値を目指すのではなく、「自分の生活のヒントにする」という気持ちで接するのがちょうど良い距離感なのかもしれません。


■ おわりに:自分の感覚も、数字も、どちらも大事に

エナジースコアは、見えにくい体調の変化を“見える化”してくれる便利な機能です。
でもそれはあくまで補助的な指標であって、体調そのものを決めるものではありません。大事なのは、スコアが良くても悪くても、それに一喜一憂せず、「今日の自分はどう感じているか?」を見つめ直すきっかけとして使うことだと思います。

自分の体の声に耳を傾けながら、数字ともうまく付き合っていく。これからもそんなふうに、Fitbitとゆるやかに過ごしていけたらと思っています。