Garmin Venu3は今買うべき?なぜVenu4ではなくVenu3選んだのか、スマートウォッチの最適解

スマートウォッチ

前回も書きましたがスマートウォッチを買い替えることにしました。今回選んだのは Garmin の「Venu3」です。検討段階では Apple Watch、Pixel Watch、Galaxy Watch、そしてVenu4 まで幅広く候補に入れていましたが、最終的には Venu3 に落ち着きました。この記事では、なぜ最新機種の Venu4 ではなくひとつ前の Venu3 を選んだのか、自分なりの視点と生活感を交えながらまとめてみたいと思います。

迷いながらも最終的に候補に残ったのはGarmin Venu4とVenu3

今回の買い替えを考え始めたとき、まず比較対象に挙げたのは Apple Watch・Pixel Watch・Galaxy Watch といった、いわゆる“3大メジャー”ともいえるシリーズでした。日常用途の使い勝手、アプリ連携、通知の安定性、対応サービスの豊富さなど、いずれも完成度の高い製品です。実際、どれを選んでも後悔しないだろうな、という感触はありました。

一方で、これらはいずれも機能盛沢山なので、豊富な機能を使いこなせばこそ本領を発揮するという面もあります。私自身は、運動と言ってもランニング記録を細かく取ったり、インターバルを厳密に管理したりといったハードな使い方をしているわけではなく、体調や生活のリズムを確認するうえで“計測の継続性”さえ確保できれば十分というタイプ。そうなると、いったん候補に挙がったものを素直に横並びで比べるというより、「日々の充電の手間まで含めた相性」を考えていった方がよさそうだと感じ始めました。

充電頻度の壁が決め手に

いろいろとそれっぽく言いましたが比較を重ねていくうちに決定的だったのは「バッテリーの持ち」でした。Apple Watch も Pixel Watch も Galaxy Watch も、毎日〜数日に一度の充電が前提です。もちろん多くのユーザーはそれを苦にせず運用しているのだと思いますが、ずぼらな私にはそこがどうしてもネックでした。つけっぱなしで睡眠ログまで計測したいと思う一方、帰宅後に机に置いたまま翌朝そのまま出発してしまう未来が容易に想像できるタイプです。

それならば、そもそも計測が続かない。どんなに優秀なデータでも、途切れてしまえば意味が薄れてしまいます。そう考えたとき、Garmin が候補に残った理由はとても単純で、「数日間放っておいても動き続けてくれる安心感」でした。

それでもApple Watchは最後まで魅力的だった

とはいえ、iPhone ユーザーである私にとって Apple Watch は最後まで魅力的に見えました。家族が使っていることもあり、安定性や使い勝手の良さは手に取るようにわかります。同じメーカー同士ならではの連携、スワイプの滑らかさ、ワークアウト計測の精度。いずれも素晴らしい完成度です。とりわけ、泳いだ距離の把握やペースの認識など、水泳時の挙動はさすがの一言。使わせてもらった感じで不満は一切なく、満足度が高かったです。

が、しかし、バッテリーは…。もしも「1週間以上つけっぱなしでつかえる Apple Watch」があったなら、おそらくすっとそちらを選んでいたと思います。ただ現状では、総合的な優秀さよりも「継続できること」を優先したため、今回は選択肢から外れました。

Venu3 と Venu4:「違い」はあるけれど「決定打」ではない

Garmin のなかで最終的に比較対象となったのは Venu3 と Venu4 でした。正直に言うと、世の中のブログや動画レビューでは圧倒的に Venu4 推しが多い印象です。「Venu3 も悪くないけど、Venu4 にして正解!」という論調が主流ですし、確かに機能差を一覧にすれば、価格差の説明はつきます。

私が気になった新機能は主に次の2点です。

  • ヘルスステータス
     睡眠中の安静時心拍数やHRV、皮膚温などの変化をまとめて確認できる
  • ライフスタイルログ
     カフェイン・アルコール摂取などとの相関確認ができる

どちらも面白いですし、日常の健康支援として価値のあるアップデートだと感じます。ということでこの機能は使えると良い=Venu4だよなとなりかけたのですが、そこで少し考えたのは、これらの機能が将来的に Venu3 でも使える可能性がある点です。今回の Venu3 と Venu4 のセンサー周りに大きな違いはなく、ハードウェアの土台がほぼ共通なら、あとはソフトウェアのアップデートさえあればで実現可能なのでは?と考えたのが私の判断の背景にあります(もちろん正式な確約はありませんが)。あたかも新機能のように謳っていますが、これはソフトウェアとしての新機能であり、アプリをアップデートすれば同じことができそうな気がしていました(結果論ですが実際似た感じのことはできていると思います)。

価格差2万円をどう捉えるか

そこで現実的に考えるべきは「この差額が、自分にとっての価値として成立するか」です。私の場合、いわゆるトレーニング指向ではなく、生活リズムを把握して心身の調子を穏やかに保ちたいという「健康モニタリング」重視型。であれば、必要十分なデータがすでに揃っている Venu3 で、なおかつヘルスステータス、ライフスタイルログの機能さえつけば(若干ギャンブルですがソフトウェアのアップデートで将来つくなら)全く不足はありません。Venu4 限定の LED ライトなどは便利そうですが、そこまでの必需性を自分は感じませんでした。ライトなら携帯でもあるし。Venu4では画面が明るくなったとアナウンスがありますが、使ってみるとVenu3も日なたでも全く視認性に問題ありませんでした(個人の感想ですがバックライトレベルは中の状態で全く問題ありません)。

実際に使い始めてみて

誤解を恐れずに言えば、「Venu4 の方が上位であること」は事実だと思います。ただ、それが必ずしも「自分の最適解」と一致しない場合もあります。私はいまのところ Venu3 を選んでよかったと感じています。特別な“手放し称賛”というより、「生活に無理なく馴染んでいる」という表現の方がしっくりきます。また上にも書いたソフトウェアのアップデートに関しては現状でも対応できている部分があるように見えます。とはいえ、現状Venu4を使ってないのでVenu3だけの感想ではなく、今後どういう操作感の違いがあるかきちんと確認してから改めて書きたいと思います。

いずれにせよ、私にとっては「Venu3で正解だった」と確信しています。

これからの使用感について

まだ使い始めて日が浅いので、今後もう少し使い込んだ感想も別の記事でまとめてみたいと思います。いずれにしても現状ではとても満足していますので、皆様もぜひVenu4だけではなくVenu3にも注目してみてください。