船橋アリーナでのにぎわい ― 卓球バレー交流中央大会を応援に

10月13日、船橋アリーナで開催された「船橋市卓球バレー交流中央大会」を応援に行ってきました。
この日は、ふなばしスポーツのメンバーも出場していたので、短い時間ながら現地で応援することに。前日の稲毛海浜公園でのトライアスロン観戦に続き、2日連続でのスポーツイベントです。体も動かしてないのに何言ってんだと怒られそうですが、自分の気持ちとしてはしっかりスポーツに浸った三連休だったなと思います。
駐車場は満車、アリーナまでの小さな冒険
実はこの日、朝から少し油断していました。
2つ前の記事(こちらの記事)でも書いたように、船橋アリーナでは「スポーツフェスタ」も同時開催中。自分でその記事を書いていながら、のんびり9時半すぎに車で到着したところ、駐車場はすでに満車でした。人が多いのは重々承知したいのですが…、ここまでとは。
「やっぱりか……」と思いながらも、少し離れた駐車場を見つけて歩いてアリーナへ。道中少し雨も降りだしていましたが、親子連れや運動着姿の方も結構歩いていて、皆同じ方向に向かっています。まぁスポーツの日ですから、どうやら今日は街全体が“スポーツデー”のようだなと思いながら(そして反省しながら)歩いてアリーナに到着しました。
アリーナ前のにぎわいにびっくり
会場に近づくと、すでに受付のロビー周りがにぎやか。
無料開放された施設ではヨガやイベントが行われ、ロビーでは地元の野菜販売やいろいろな手作りグッズも並んでいました。ちょっとしたお祭りのような雰囲気で、家族連れが行き交い、笑い声があちこちから聞こえます。
もともと試合の合間に少しだけ立ち寄るつもりが、すっかり足を止めてしまいました。地元野菜の直売所では思わず野菜を手に取り、「これも地元の力だな」と感じながら、ようやくサブアリーナへと向かいました。
卓球バレー会場の熱気
サブアリーナに着くと、すでに試合が始まっていました。
会場は選手も観客も一体となっていて、想像以上の盛り上がりです。2階の観覧席から見下ろすと、ボールの打ち合う音と歓声が交互に響き、リズムのある“熱気”が伝わってきます。というよりも参加されている方々の楽しそうな歓声が大きくてびっくりです。卓球バレーは、卓球台を使いながらも、ピンポンとはまた違った戦略性があります。障がいの有無に関係なく一緒に楽しめるユニバーサルスポーツとして、ここ船橋ではすっかり定着している印象です。何度も言いますがやっている皆さんが楽しそうで楽しそうで。試合の合間だけではなく、試合中にも選手同士が笑顔で声を掛け合い、ミスをしても笑い合って励ます姿も見られました。競技という真剣な勝負もあるのですがそれだけではない、「一緒に楽しむ」というとっても温かい空気が会場全体を包みこんでいました。
広がるユニバーサルスポーツの輪
この卓球バレーを中心になって支えているのが「船橋市ユニバーサルスポーツ協会」の皆さんです。
障がいのある方もない方も一緒にプレーできるスポーツを、地域に根づかせようと長年活動されています。今回の大会を見ていても、その成果がしっかりと形になっているのを感じました。
観客の中には初めて見る方も多かったようで、「これなら自分もできそう」と話す声も聞こえてきました。まさに“きっかけの場”としての大会です。
こうした取り組みが日常の中にあることは、船橋の大きな魅力のひとつだと思います。スポーツが特別なものではなく、生活の延長にある――その空気が、この大会にはありました。
メンバーへの応援と、心地よい余韻
ふなばしスポーツのメンバーも出場していました。
応援に行けたのは限られた時間でしたが、1試合を見届けて会場を後にしました。あとからLINEで「頑張って!」とメッセージを送ると、「ありがとう」と返事が返ってきて、思わず笑顔に。
前日のトライアスロンといい、この卓球バレーといい、連休中は“見る側”としての参加でしたが、どちらも地域のスポーツが生き生きと息づいているのを感じました。自分が直接プレーしていなくても、応援することで同じ時間を共有できる。そんな距離感の近さこそ、地域スポーツの魅力なのかもしれません。
また来年、この場所で
帰り道、外に出るとさっきまで少し雨だったのに一瞬ですが日差しがアリーナの外を明るく照らしていました。歩きながら、来年はもう少し早く家を出て、ゆっくり一日楽しんでみようかな、と思いました。またすぐ雨に降られましたが…。
スポーツに関わる形は人それぞれですが、こうして週末に少しの時間を使うだけでも、日常に新しい刺激が生まれる。そんな実感をもらえた一日でした。


