【地域活動の視点】ふなばし市民大学での学びと、スポーツを通じたコミュニティ形成

2026年1月16日、新しい年が始まり半月が経過しました。 船橋市内では、冬のスポーツイベントや地域のサークル活動が活発に行われています。私たち「ふなばしスポーツ」も、今年もさまざまな現場へ足を運んでいこうと考えていますが、今回は私たちの活動の原点ともいえる「学びの場」についてご紹介します。
現在、船橋市では「ふなばし市民大学校」の令和8年度(2026年度)学生募集が行われています。申込締切が1月20日(火)に迫っていることもあり、私が実際に受講した「スポーツコミュニケーション学科」での経験をもとに、その内容と地域活動への繋がりについて整理しました。
ふなばし市民大学校とは何か
ふなばし市民大学校は、船橋市が運営する生涯学習の場です。市民が知識や技術を習得し、それを地域社会に還元することを目的として設置されています。
設置されているコースは多岐にわたりますが、私が約2年前に通ったのは「スポーツコミュニケーション学科」というコースです。当時は1年間のカリキュラムで、主に平日の夜間に授業が行われていました。
この学校の大きな特徴は、以下の3点に集約されます。
- 実務に即した専門講師陣 普段の生活では接する機会が少ない、各分野の専門家の方から直接講義を受けることができます。
- 多様な受講生との交流 年齢、職業、生活背景が異なる市民の方々が「地域活動」という共通の目的を持って集まります。
- 公的な学習環境 市が運営しているため、受講料は基本的に無料(教材費等の実費は除く)となっており、学習のハードルが非常に低く設定されています。
- 資格の習得 一年決められた内容をきちんとクリアできれば、初級パラスポーツ指導員の資格を習得できます。また救命救急講座なども当時はありましたので日本赤十字社の「赤十字ベーシックライフサポーター」という救命救急の基礎資格を取ることができます。
「スポーツコミュニケーション学科」で得られるもの
私がこのコースを選択した最大の目的は、パラスポーツ(障がい者スポーツ)への理解を深めることでした。授業では、障がい者スポーツの基礎理論から、実際の指導法、ボランティアとしての関わり方までを体系的に学びました。またイベント開催のノウハウやその際の留意点、保険などの手配すべき事項などをおしえてもらえました。
その結果として、私は「初級パラスポーツ指導員」の資格を取得しました。しかし、資格そのもの以上に価値があったのは、現場で活動する方々の生の声を聴き、知識をアップデートできたことです。
多様な視点の獲得
教室には、定年退職後に地域貢献を考えている方から、現役で働く世代まで幅広い層が揃っていました。ディスカッションやグループワークを通じて、「パラスポーツ」という一つの事象に対しても、立場によって見え方が全く異なることを痛感しました。この視点の多様性は、現在の活動において「誰にとっても参加しやすい環境」を考える際の土台となっています。
ネットワークの構築
「何かを始めたい」という共通の意志を持つ仲間と出会えたことは、大きな収穫でした。実は、この「ふなばしスポーツ」を立ち上げるきっかけとなったのも、この場所での出会いです。同じ志を持つ仲間と協力体制を築けたことが、活動の具体化に繋がりました。
「ふなばしスポーツ」としての活動への反映
私たちは現在、障がいの有無や年齢にかかわらず、誰もが等身大で楽しめるスポーツ環境を目指して活動しています。
市民大学校で学んだ「コミュニケーション」の重要性は、情報発信の場でも活きています。単にイベントを紹介するだけでなく、そのイベントがどのような意図で開催され、どのような配慮がなされているのか。そうした「背景」を丁寧に伝える姿勢は、市民大学校での学びから得たものです。
私自身、受講前は「仕事をしながら通いきれるだろうか」という懸念がありました。また、自分から新しいコミュニティに飛び込むことへの躊躇もありましたが、結果として、あの1年間があったからこそ、現在の視座を持つことができたと考えています。
令和8年度の募集概要と申込方法
現在募集されている令和8年度の学生募集について、主な情報をまとめました。詳細はリンク先でご確認ください。ただ、ごめんなさい、締め切りまであまり時間がありませんのでご注意ください。
- 申込締切: 2026年1月20日(火曜日)
- 対象: 市内在住・在勤・在学で、学習意欲があり、修了後に地域で活動する意欲のある方
- 費用: 受講料は無料(実習費や教材費等の実費負担あり)
- 詳細情報: 船橋市の公式ウェブサイトにて募集要項が公開されています。
パンフレット(PDF)には各学科の詳細なカリキュラムが記載されています。自身の興味関心と、地域でどう活動したいかの接点を探る資料として、一読されることをお勧めします。
考察:地域とスポーツのこれから
船橋市のような都市部において、地域コミュニティの希薄化は共通の課題です。その中で、スポーツは言語や背景を超えて人々を繋ぐ強力なツールとなり得ます。
ふなばし市民大学校のような公的な学びの場は、単なる知識習得の場に留まらず、地域を支える人材の「インキュベーター(孵化器)」としての役割を担っています。ここで学んだ人々が各々の地域に戻り、小さなアクションを起こしていく。その積み重ねが、街全体のスポーツ文化を醸成していくのだと感じています。船橋市にとってもここを卒業した皆さんが活躍することで様々なスポーツコミュニティがうまれて活性化が進むこととなるはずです。ご存じかもしれませんが、よく広報ふなばしに掲載されている公民館でひらかれる「歩こうイベント」や「ラジオ体操」「マラソン大会のボランティア」「ユニバーサルスポーツ体験会」などは、この大学の卒業生や関係の深い船橋ユニバーサルスポーツ協会の方々が主催しているケースが多くあります。
もし、今の活動にプラスアルファの知識が欲しいと感じている方や、これから地域に関わりたいと考えている方がいれば、この市民大学校は非常に有効な選択肢の一つです。
最後に
ちょっとなんでこのタイミングでおしらせかというと、今日久しぶりにこちらで1年間クラスをお世話してくださった方から連絡を頂き、もしかしたら今年も応募中では?と思い改めて書かせて頂きました。
改めてですが、私は仕事をしながらの通学で最初は最後まで通いきれるかとても不安でした、そもそも腰の重い私がよく参加したなと思うのですが、この方もそうですし、過去の受講生や講師の方々など学びをサポートしていただける方がたくさんいてくれたからこそ最後までやり遂げることができました。私にとってはこの何年かで一番「やってよかった良い経験」です。皆さんもぜひご検討ください。
市民大学校の門を叩くことが、皆さまにとっての新しい地域活動の第一歩になるかもしれません。確認だけでも良いのでぜひご検討ください!

